よりそう遺言・終活
終活は、人生の終わりのための活動
終活とは「人生の終わりのための活動」の略であり、自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備を行うことを意味する言葉です。
言葉だけ聞くと死を連想するネガティブなイメージを持つ方がいらっしゃるかと思いますが、終活は残りの人生を前向きに生きるために必要となるポジティブな活動とも捉えられます。なぜなら、「自分らしく人生を終えるには何が必要か」を考えるきっかけになると同時に、今をより充実して生きるために自分の人生を整理することに繋がるからです。
自分自身のためだけではなく、自分の死後に遺された家族が葬儀や相続などで困ることがないようにするためにも、終活を行うことは大切だとされています。
終活に当てはまるものとは?
例えば
- 財産の確認
- 介護や医療に関する意思表示
- 住まいや身の回りの整理
- 葬儀やお墓の段取り
- 遺産相続の準備
終活を始めるメリット
終活を始めるメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。
1.自分の人生を見つめ直すきっかけとなります
終活をすることで、自分自身の気持ちを整理できると同時に、これまでの人生を振り返ることができます。やり残したことを後悔することがないように、残された人生をどのように過ごしたいのかを考えるきっかけにもなるでしょう。
これからの人生を悔いなく前向きに過ごしていくためにも、人生の最期と向き合う終活は非常に大切な時間といえます。
2.遺された家族の負担を軽減できます
人が亡くなると、その家族が遺品整理や葬儀の手配等、様々な手続きをしなければなりません。それらを1から行うことは家族にとって大きな負担となりえます。
しかし、終活であらかじめ葬儀の手配やお墓の準備、生前整理などを行っておけば、遺された家族の負担を軽減することができます。
3.自分の財産や大切なものの事前手続きができます
遺品には、例えば一緒に暮らしているペットや蔵書、持ち家など、状況によっては家族や親族による引き取りが難しい場合があるものもあります。
終活によって事前手続きを行うことで、自分の死後、財産や大切なものをどのように遺すのか、自分の手で決めることができます。
終活はいつから始める?
終活は、一般的には60代前後から始める方が多いといわれていますが、何歳から始めても早すぎるということはありません。
早い段階から終活を始めることで、先々のことを考えながら計画性のある生活を送ることができ、充実したセカンドライフを迎えられます。